あなたのお店では「誰に」売るかを決めていますか?
「誰に」売るのかを決めておかないと集客はできません。
なぜかというと、全員を相手にした商品は売れないからです。
どうして全員を相手にすると売れないのか?
本記事では売る対象(ターゲット)を決めるべき理由を解説します。
お客様を絞らないといけない理由
例えば、あなたが空腹だったとします。
おなかすいたなぁ。
よし、弁当でも買うかな。
スマホで近隣を調べてみたら弁当屋が3軒ありました。
店名がそれぞれ「A」「B」「C」の3軒です。
3軒とも、幅広くメニューを揃えています。
でも、特別に訴えているものはありません。
さて、どの弁当屋で買いますか?
「どの弁当屋で買いますか?」と言われても…。
選びようがないですよね?
だって、判断材料がないですから。
誰でもいいだとまずい
ターゲットを絞っていないお店というのは、この状況と似ています。
「弁当屋です!誰でもいいから来てください!」という状況。
老若男女だれでもOK。
そうなると特徴が出しづらい。
だから、お客様からは選ばれづらい。
では、ターゲットを絞るとどうなるのか?
ターゲットを絞った場合
仮に、先ほどの3軒の弁当屋。
下記のようにお客様を絞った弁当でアピールしていたらどうでしょうか。
- A弁当屋…痩せたい人向けに糖質制限に力を入れた弁当
- B弁当屋…シニア向けに固さと栄養バランスを考慮した弁当
- C弁当屋…がっつり食べたい人向けにボリュームたっぷりの弁当
このように誰に対して売っているか。
もしも自分にぴったりのお店が合ったら、そこを選ぶのではないでしょうか?
ターゲットを絞る効果と言うのは、まさにそれです。
自分にぴったりのお店。
対象を絞ることで、お客様はあなたのお店を選んでくれます。
競合が多くなるほど、これは顕著になります。
ちなみに競合とは、弁当屋の場合、コンビニやスーパーなども含みます。
心理面でもメリットがある
ターゲットを絞ると、他にも有利な面があります。
人間は具体的に呼ばれるほど、振り向く心理があるのです。
例えば、通りを歩いている大勢の人に、次の声をかけたとします。
女性のみなさーん!
でも、これだと、お客様が絞りきれていません。
ですので、歩いている女性は、声には気が付いても振り向くほどでありません。
ところが、次の声をかけたらどうでしょうか。
愛知県から来た30代の女性の方~!
該当した女性は「え!? 私のこと?」と振り向きますよね?
このように、具体的にあてはまると、人は自分ごととしてとらえます。
ですので、ターゲットはなおさら絞るべきです。
ちなみに、この心理を「カクテルバーティ効果」と言います。
ターゲットを絞った後はどうするか
本記事ではターゲットを絞る必要性について説明しました。
つまり、「誰に」売るかを決めたわけです。
次は「何を」売るかを決める必要があります。
「何を」売るかについては、別記事で解説しています。