現代はモノ余りの時代。
ネットで検索すれば、似た商品がいくらでも見つかります。
そうした状況で、自店の商品をお客様に選んでもらうにはどうすればよいか?
それには「強み」が必要です。
他のお店に負けない「強み」。
「差別化」と言ってもいいですね。
他のお店より勝っているところがあれば?
それを理由にお客様は自店を選んでくれます。
この「強み」のことを、マーケティングの世界では「USP」と言います。
「USP」は「Unique Selling Proposition」の略。
訳すと「独自のウリ」という意味になります。
本記事では、お客様に自店を選んでもらうためのUSPの必要性について解説します。
「強み」を把握する必要性
突然ですが、こんな場面を想像してみてください。
あなたのお店に、初めてのお客様が来店して、こう訊ねてきました。
ちょっと気になって立ち寄ったんですが…。
でも今日は時間がないもので。
どんなお店か長所を30秒程度で説明してもらえませんか?
さて、あなたは説明できますでしょうか?
大抵の人はなかなか説明できません。
もしも説明できなかった場合。
それは自分のお店の長所を把握していないということです。
把握していなければ、チラシやホームページで説明できませんよね?
説明できないんだから、お客様にお店の長所が伝わるわけもありません。
自店を選んでもらえるように、自店の強みを把握して伝えましょう!
強みがない場合はどうするか?
よく訊くのが「強みがない」と言われるパターンです。
うちの店には強みがないんですよね・・・
でも、ちょっと待ってください。
それだと、はっきり言って、お客様はあなたのお店を選んでくれません。
例えば、就職面接をイメージしてみて下さい。
「強みが無い」とか、そんな弱気だとどうなるか。
絶対採用してくれませんよね?
いやぁ、僕は「強み」と言えるものは無いですね…。
でも頑張りますので僕を採用してください!
こんなこと言われたら、面接官も困惑するのでないでしょうか。
採用しづらいはずです。
ですので、「強みは無い」と言うのでなく。
やはり見つける必要があります。
強みが無いお店はあるのか?
実は、強みがないお店はありません。
まったく強みがなければ、とっくにその店は潰れているからです。
続いているお店なら、通っているお客様(常連)がいるはずです。
そのお客様は、お店になんらかの魅力を感じていて通っているわけです。
ですから、その魅力が何なのか。
それを把握しなければいけません。
実は人間と言うのは、自分のことは自分で見えないものです。
誰かに訊いてみるのが最善です。
強みは何でも良いわけではない
お店の強みを把握したとします。
でもそれだけでは足りません。
というのも、その長所を他店も持っていたら?
その長所については、あなたのお店を選ぶ判断材料にはなりませんよね。
つまり、強みというだけでは足りなくて。
さらには他店に負けないこと。
強力な強みが必要なのです。
そして、それが「独自のウリ」。
つまりはUSPになるのです。
別の言い方をすると「1番を作る」ともいえますね。
何かの分野で1番になると、そのお店は選ばれやすくなります。
強みを新たに作る
強みを作るには、簡単ではありません。
そのお店の詳細を調べて、分析する必要があります。
あなたが自分のお店の強みを見つけたいのであれば、ご相談ください。