小規模店舗のチラシには、店長の情報を載せると効果的です。
業種によっては、掲載がほぼ必須の場合もあります。
ところが。
載せていないチラシも多いんですよね。
しかも載せていない理由が「恥ずかしいから」とか。
それだとあまりにももったいない。
たいていの業種は、お客様と来店時に顔を合わせるわけです。
だったら、来店前にチラシで思い切り自分をアピールしてください。
なぜなら、チラシに店長の情報を載せると、様々なメリットがあるからです。
本記事では、小規模店舗のチラシに「店長」を載せると集客につながる5つの理由を解説します。
事業の規模が小さくなるほど、店長の情報を載せるのは必須です。
載せていない方は本記事を何度も読み込んで、掲載してみてください。
好感を持ってもらえる
人は相手のことを見かける回数が増えるほど、好感を持つ心理があります。
そのため、チラシで顔を見せておくことで、好感を持たれやすくなるのです。
この心理を「単純接触効果」と言います。
シンプルな心理ですが、効果はてきめんです。
信頼を得る
店長の顔をチラシに載せる、ということは、社会に対して責任を持つとも言えます。
人は自分の個人情報を、好んでばらまいたりはしませんよね?
顔と名前を出すと言うのはリスクが伴うものです。
私の名前は●●です!
この場所で商売をしています!
チラシで顔と名前を出せば、そう宣言しているのと同じ。
そうした覚悟から、読み手に信頼を与えられます。
差別化できる
数多くあるお店の中。
自店をお客様に選んでもらうには差別化が必要です。
ところが現実として、商品の差別化というのはなかなか難しい。
差別化しても、すぐにマネされてしまうこともあります。
しかし。
絶対に唯一、真似されないものがあります。
それが「店長自身」です。
あなたは世界に1人しかいない。
だから「店長」での訴求は、究極の差別化とも言えます。
世の中のお店には「名物店長」なんて呼ばれて、有名な人もいますよね。
そのレベルまでキャラクターが強くなくても。
あなたに対して好感を持ってくれる人はいるはずです。
怖がらずに店長自身をドーンと訴えてみてください
「人」で売る具体例
本屋は、差別化しづらい業種です。
商品価格はどの店も一緒ですし、品揃えも店舗のスペース上、限界がある。
そこで北海道にある「いわた書店」では「一万円選書」というサービスを行っています。
本に詳しい店主が、お客様が書いたカルテに基づいて1万円分の本を選び、届けるサービスです。
まさに「人」で売るサービスですね。
大人気のため、受付は抽選となっているほどです。
内面を伝えて価値を上げる
仕事に対するこだわりや想いなど。
あなたの内面を伝えることで、共感を誘います。
内面とは例えば、次のものです。
- お店を始めようと思ったきっかけ
- 日ごろから大切にしているこだわり
- お客様に購入後にどう変わってほしいのか
- 将来自分はどうありたいかのビジョン
- 商品の開発秘話
- 失敗から奮起した話
こうした話を聞けば、お客様は共感してくれます。
この人、すごいなぁ!
(「私と考えがあってる!」=「共感」)
共感することで、相手はこちらに好感を持ってくれます。
さらに。
人は相手を深く知れば知るほど、好きになる心理もあります。
だから、なおさら好感を持ってくれるわけです。
この心理を「熟知性の原則」といいます。
信頼が生まれる
店長自身を打ち出せば、その道の専門家という立場が得られます。
一言でいうと「プロ」ですね。
この立場が浸透すると、お客様から信頼されるので、買ってもらいやすくなります。
また、お客様から頼りにされるので、あなた自身も充実感が生まれることでしょう。
まとめ
本記事では、小規模店舗のチラシに「店長」を載せると集客につながる5つの理由を解説しました。
なお、それぞれの効果は、お店によって効果的な打ち出し方が異なります。
誰に伝えるのかを意識しながら、作成することが大切です。
世の中には、あなたを必要としているお客様が必ずいます。
割引などの値下げで訴求していては、出会うことができません。
あなたという価値を打ち出して、あなたに共感してくれるお客様をどんどん呼び込みましょう。