商品は「価値」を伝えることで売りやすくなります。
しかも、売れる他に様々な恩恵があります。

しかし、「価値」を伝えると言われても。
一体どうすれば伝えられるのか?
そのきっかけが見つからない人もいるかもしれません。

商品の「価値」なんて、どうやって見つければよいのか…?
実は、伝える「価値」を見つけ出すコツがあります。
それに沿って考えれば、あなたもすぐに「価値」が見つかるはずです。
本記事では、商品をより良く見せるために、「価値」を最大化して伝えるための3つの手法について解説していきます。

商品の「価値」を伝えきれているかどうか、あなたも確認してみてください。
丁寧に伝える
価値を伝える際の1つ目の手法。
「価値」は丁寧に伝えると、より良く見せられます
例えば、パン屋。
下記のキャッチコピーがあったとします。
上記では「無添加」の部分が価値です。
このキャッチコピーでも悪くは無いのですが。
改善例
上記の「無添加」の部分を、さらに細かく丁寧に書いたものが下記です。
(1)国産小麦を100%使用
(2)北海道産の純生クリーム使用
(3)天然酵母を使用
(4)フランス産の自然塩を使用
(5)素材のうまみを引き出すアルカリイオン水使用
価値が増したように見えますよね?
価値を丁寧に伝えると、このように価値が増します。

この考え方はシンプルですが強力です。
今以上に細かく価値を伝えられないか検討してみてください。
流れを見える化する
サービス業の場合、サービスが一連の流れになっています。
ところが、初めて訪れるお客様には、それが見えていない。
だから、その流れを「見える化」することで、価値を伝える、というものです。
具体例
例えば、治療院には次の流れがあります。
- カウンセリング
- どの部位に問題があるか触って確認
- 施術(治療)
- 施術後に部位の状態を確認
- 次回までに家で行ってもらう(気を付ける)こと
そこで、上記の各場面をお客様に示す。
パンフレットでもいいし、チラシでも良い。
その紙をお客様に渡す。
目で見てわかるようにすることで、お客様はサービスの流れが見えるようになります。
そうすると、サービスの各場面を受けた認識がはっきりとできるようになります。
逆に上記の各場面がないと、どうなるか?
サービスを受けた後でも、お客様の頭の中は、ぼんやりした感じになってしまう。

言われるまま受けてみたけど。
全体的に良い感じのサービスだったかな。
「良い感じ」までは良いものの。
場面を見える化していないので、具体的にどこが良い、とまでは認識できません。

ちなみに、単に流れを見せれば良い、というわけではありません。
各場面にどのようなこだわりを持って、提供しているか。
そこまで細かく伝えられると、なお良いです。
想いを伝える
お店には、店長やスタッフのこだわりや想いがあるはずです。
その内面が「価値」となります。
なぜなら、お客様はそうしたこだわりや想いを知って共感するからです。

へぇ、この店長さん、すごいなぁ。
(この人はいい人だ!=共感)
するとお客様はお店に好意を持ってくれて、商品を購入してもらいやすくなります。
具体例
伝える想いには次のものがあります。
- どうしてお店を始めたのか?
- その商品はどうやって生まれたのか?
- 危機からどうやって乗り越えたのか?
- 商品に対するこだわり
- 商品を購入したお客様にどう変わってほしいのか?
もちろん、上記の他でもかまいません。
お客様が共感してくれそうな想いを伝えてみて下さい。
なお、想いは自分一人でひねり出せるので、サラッと書いてしまう人がいます。
ですが、想いを伝えるわけですので、何度も文章を練ってください。

ラブレターもサラッとは書きませんよね?
想いを伝える点で同じです。じっくり考えてみてください。
まとめ
本記事では、商品をより良く見せるために、「価値」を最大化して伝えるための3つの手法について解説しました。
まとめると、下記のようになります。
- 丁寧に伝える
- 流れを見える化する
- 想いを伝える