集客方法はさまざまなものがあります。
これらの集客方法には、特徴から次の2つのタイプに分けられます。
「プッシュ型」と「プル型」です。
集客は、この「プッシュ型」と「プル型」をうまく組み合わせる必要があります。
違いを知っておくと集客に取り組む際に、考えを整理しやすくなるでしょう。
本記事では、集客における「プッシュ型」と「プル型」の広告について解説していきます。
![](https://good-consul.net/wp-content/uploads/2020/02/noda_nigaoe.png)
この違いを知らないと「宣伝しているのに、いつまでたってもお客様が来ないなぁ」となってしまいます。
「プッシュ型」広告とは
「プッシュ型」の広告は、まさに「押す」イメージ。
お客様の意志とは無関係に、店側が好きなタイミングで情報を届ける集客方法です。
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「攻め」の集客方法とも言えます。
店側が積極的に広告を届けるわけですね。
具体例
具体例は次のとおりです。
どの広告もお客様の意思とは無関係に届けられます。
- 折込チラシ
- ポスティング
- 路上でのチラシ配り
- ダイレクトメール(DM)
- メルマガ
- CM
- バナー広告、ディスプレイ広告
メリット
プッシュ型の広告は、集客の即効性が高い。
こちらから、好きなタイミングで送れるからです。
「すぐにお客様を集めたい!」と思ったら、プッシュ型の広告を使います。
デメリット
プッシュ型の広告のデメリット。
それは、コストが高めだということです。
これはもう広告の宿命ですね。
集客の即効性は高いものほど、費用は掛かる。
あと、他の欠点として、プッシュ型は押し売り感が強くなります。
お客様側からすれば、一方的に広告が届けられるからです。
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押し売り感が強くなると、買ってもらいづらくなります。
営業臭くなって、お客様の心理ハードルが高くなるからです。
「プル型」広告とは
「プル型」は「引く」という意味です。
こちらは、お客様が自らの意志で、お店の情報を取りに行く集客方法です。
先ほどのプッシュ型と比べて、こちらは「待ち」の集客方法とも言えます。
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お客様側が自らアクションを起こすわけですね。
具体例
具体例は次のとおりです。
- ホームページ
- 口コミ
- セミナー
- リスティング広告
メリット
「プル型」広告のメリットは、まず、コストが安め。
(と言っても、ピンキリではありますが)
あと、プル型広告は、お客様自らの意志で情報を取りに来る。
だから、購入につながりやすい。
その他にも、いくつかの広告では、双方向のやりとりができます。
そのため、信頼関係を構築しやすいメリットもあります。
デメリット
デメリットは、集客の効果がでるまでに時間がかかります。(即効性が無い)
さらには、広告をお客様に見つけてもらう必要があります。
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当然ながら、広告は見てもらわないと始まりません。
ですので、待ちの広告はその最初のハードルが高いのです。
どちらとも言えないものもある
上記で「プッシュ型」と「プル型」広告の違いを説明しました。
ただし、これらはあくまで、そうした特徴があるということでとらえてください。
というのも、両方に属するような微妙な広告もあるためです。
具体例
例えば、メルマガ。
メルマガはこちらから情報を一方的に届けます。
だから、上記では「プッシュ型」に分類していました。
でも、メルマガは登録時、お客様自らが登録する行動をしていますよね?
ですから、メルマガは「プル型」であるとも言えます。
また、さらに言えば。
届いたメールは、受信直後は未読の状態です。
そして、メールの中身はお客様が好きなタイミングで読める。
その意味でもメルマガは「プル型」広告であると言えます。
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ですので、どちらかにきっちり分類することに意味はありません。
大切なのは、その集客方法が持つ特徴を把握して、組み合わせていくことです。
組み合わせて短所を補う
「プッシュ型」と「プル型」広告は、前述のとおり、それぞれメリットとデメリットがあります。
そのため、両者を補う使い方が必要です。
具体例としては、テレビCMでよく聞く「続きはウェブで!」という言葉。
もしも広告が「ウェブ」(ホームページ)だけだった場合どうなるか?
ホームページは「プル型」、つまり、「待ち」の集客方法です。
ですから、お客様が見に来てくれないと効果がでない。
それだと時間がかかりすぎます。
そこで、テレビCMを使うわけです。
テレビCMは「プッシュ型」、攻めの集客方法です。
つまり、CMで広告を、お客様に一方的に届ける。
そして、そこから、自社のホームページへと誘導しているわけです。
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こうした複数のメディアを組み合わせて、集客効果を高める施策を「メディアミックス」と言います。
失敗しがちな実例
よく失敗しがちな実例を紹介します。
ある人が、開店当初に、意気込んでチラシを近隣に1~2回撒いてみました。
しかし、反応がほとんど無く・・・。
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うーん・・・。チラシってだめなのかな?
チラシは費用がかかるので、それきり撒くのをやめてしまう。
そして、その後は、費用のかからない広告をやってしまう。
たとえば、ブログやホームページ。
そこでひたすら、お店の情報発信をしはじめる・・・。
でも、ブログやホームページは「プル型」の集客です。
効果がでるには時間がかかってしまいます。
ですので、なんらかの「プッシュ型」の集客方法と並行しながら行うべきです。
まとめ
今回は、集客における「プル型」と「プッシュ型」について解説してみました。
それぞれが持つ特徴はかなり重要です。
ぜひ、本記事を何度か見返して特徴を知り、集客に活用してみてください。
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くれぐれも見当違いの取り組みをしないでくださいね。
それで集客できていない方が結構いますので。