マーケティング

品質向上や値下げを頑張るほど苦しくなるのは3つの戦略タイプを知らないから

品質向上や値下げを頑張るほど苦しくなるのは3つの戦略タイプを知らないから マーケティング

あなたはお店はこうなっていませんか?

日々頑張って、質の高い商品やサービスを提供しているのに。
なかなか利益が出ず、経営が安定しない

なんで、こんなに報われないんだ・・・

それどころか。
ひどいクレームすら来ることも。

そのとき、お店としては怒れてしまう。

くそっ・・・!こっちはこんなに安い値段で提供しているのに…
ワガママ言うんじゃないよ!!

お店は頑張っているはずなのに。
どうして苦しくなるのか?

それはもしかすると。
品質向上や値下げなど「全部」をやろうとしているからかもしれません。

お店にはタイプがあります。
そして、それぞれに「出来ること」と「出来ないこと」があるのです。

それを整理しておかないと、自分で自分の首をどんどん絞めてしまいかねません。

本記事では、お店が品質向上や値下げを頑張るほど、なぜ苦しくなるのか?
それに関わる3つの戦略タイプについて解説します。

野田
野田

「戦略」と言っても、言われてみれば当たり前の内容です。
でも、言われてみないと気づけない部分でもあります。
ぜひ本記事で確認してみてください。

お店の戦略タイプ3つとは?

まず、お店の戦略というのは、大きく分けると下記の3つに分けられます。
これらは通常、1つだけを採用します。

価格型

価格が安くて手軽に行けるお店のタイプです。

飲食店ならファーストフード。
ヘアサロンで言うと、10分1,200円のQBハウス。

品質型

高品質で差別化するタイプです。

飲食店なら高級レストラン、高級料亭。
ヘアサロンならカリスマ美容師のいるような高級店。

密着型

顧客に応じて、好みを合わせてくれる店のタイプです。

飲食店なら、顔なじみの居酒屋。
ヘアサロンなら、行きつけのお店。

3つのタイプでどれかを意識する

前述の3つのタイプ。
すべてを採用するのは不可能です。

考えてみて下さい。
例えば、ブランド牛のステーキを提供する店。
それを焼き加減だけでなく、顧客の好みに合わせて、大きさや味付けまで細かく調整。
それをお値打ち880円で提供。

無理ですよね?

もちろん、これは極端な例です。
ところが一部のお店は、それらを全部をやろうとしてしまう。

開店から年数がたつと、顧客からの要望もあれこ増えてくる。

それに応えようと、「品質」を出来るだけ良く。
「サービス」も出来る限り応じて。
「価格」は出来る限り抑える。

これが続くと苦しくなるのも当然です。

野田
野田

真面目で頑張るお店ほど、こういった状況に陥ってしまいますね…

逆効果になることも

実は「品質」で勝負する店なら、安い価格だと逆効果になることも。
商品によっては、安いと消費者は、その値段相応の品質だと思ってしまうからです。

カリスマ美容師は、高額だからカリスマだとも言えます。
そして、そういう美容師に依頼しているからこそ、顧客は満足度が満たされるわけです。

価格については下記の記事も参考にしてください。

ただ「安く」するのは悪手!なぜ価格を高くしたほうが売れるのか?
「価格をとにかく安くしたほうが良い」 そう考えている経営者は多いです。 実際、消費者は価格にビンカン。 安い値段にすれば、集客の反応は良くなります。 だから、経営者はいかにコストを抑えるか。 それに苦心して、ギリギリの価格で提供する。 もち...
野田
野田

3つのタイプを把握しておかないと、経営が苦しくなるだけでなく。
お客様の満足度も失っている恐れがあるのです。

まとめ

本記事では、お店が品質向上や値下げを頑張るほど、なぜ苦しくなるのか?
それに関わる3つの戦略タイプについて解説しました。

お店の戦略には大きく分けて、3つのタイプがあると紹介しました。

  • 価格型
  • 品質型
  • 密着型

自分のお店はどのタイプか。
苦しくなる前に、把握しておきましょう。

野田
野田

お客様のすべての要望に応えるのは到底無理です。
あなたのお店が、出来ること、出来ないことを整理しましょう。

タイトルとURLをコピーしました