集客において「戦略」と「戦術」の違いは必須です。
これを知らないと、他人の成功例を真似ても、うまくいかないことが多い。
というか。
成功例を真似て上手くいってしまうことで、逆に傷口を広げてしまうケースもあります。
本記事では、集客する際に必要な「戦略」と「戦術」の違いについて説明していきます。
「戦略」と「戦術」の違い
「戦略」と「戦術」。
これを魚釣りに例えてみると、下記のようになります。
- 何を釣るかが「戦略」
- 釣竿や餌の付け方などが「戦術」
つまり、全体の方針が「戦略」。
個別のテクニックが「戦術」ということです。
イメージとしては、「戦略」の中に複数の「戦術」がある、と言ってもいいですね。
さらに釣りの話に当てはめてみる
例えば、ある人が、他人から釣りの成功例を聴いたとします。
それで、その人と同じ釣竿を買ってきたとします。
そんなに魚が釣れるのか。
じゃあ同じ釣竿を買ってこよう!
ところが、その時点で、なんの魚を釣りたいか?
まだ定まっていないとしたらどうでしょうか。
それだと、その釣竿自体が不適切な恐れがありますよね?
そんな話はない?
ここでもしかしたら、あなたはこう思うかもしれません。
「いやいや。さすがにそんな人いないでしょ。
釣りたい魚を決めてから、釣竿を買うに決まってるよ。」
でも本当にそうでしょうか?
確かに、釣りについてはそうかもしれません。
釣りたい魚も決まっていない段階で、釣竿を買う人はあまりいないかもしれない。
ですが、集客では意外と、それに似た無理な判断を行っていることも多いんです。
テクニックに走ってしまった失敗例
例えば、チラシ。
個別具体的なテクニックはゴマンとあります。
例えば、次の2つ。
・イメージ写真を上部に大きく載せると反響がいい。
こういった話を他人から聞いて、あなたのお店のチラシで採用したとしましょう。
でも、それは間違っている可能性もあるんです。
例えば、あなたが高価格帯の商品を扱っているお店の場合。
用紙は白色のほうが良いことが多い。
なぜなら、赤、オレンジ、ピンクと言ったカラー用紙は安っぽさが出てしまうためです。
イメージ写真も、誰に何を売るかで変わってきます。
美容系などの女性向けの商品やサービスなら、イメージ写真は有効なことも多い。
ですが、男性向けであれば、機能や効果について説明したほうが良いケースもあります。
またはたとえ、美容系の店舗であっても、写真を使わないほうが適切なケースもあります。
このように誰に何を売るか。
それで、そのテクニックが適切かどうかは異なってきます。
つまり、「テクニック」(戦術)だけを真似ても失敗する可能性がある。
それ以前に「誰に何を売るか」(戦略)が必要なんです。
だから、他人の成功例をマネしてもうまくいかないことがある、ということなんですね。
防ぐにはどうすればよいのか
では、こうした失敗を防ぐにはどうすればよいか。
つまりは、「戦術」を行う前に「戦略」を決める必要があるということです。
と言っても、難しい内容ではありません。
誰もが普段から買い物しているわけですからね。
戦略を決める際には、まずはターゲットを決める必要があります。
詳しくは別記事で解説しています。